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オペから復帰そしてREBORN・・・


by REBORN
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Mental tester…大鳥居の岩場

 昨日の夜は久しぶりにまとまった雨となりました。今日は以前から例のフィンガークラックを「スッキリ」と登るために大鳥居の岩場に行く予定をしてたんですが、昨晩、雨が屋根をたたく音を寝床で目をつぶりながら聞いていると「ん~、ダメかな…」っていう感じでした。案の定、朝起きてみると強い寒波来襲で朝から極寒&地面シケシケ…。空模様も怪しい…。
 とりあえず、朝からバタバタと仕事をこなしているうちにお昼が過ぎて、気が付くと13時近く…。どうしようか迷いましたが、天気予報を見ると空模様は怪しいが、今日しかない…。意を決して妻と出かける。岩場に着くと空は暑い雲で覆われてどんより曇り空…。心なしか時折雨がパラパラと舞い落ちる…。天気がひどくならないうちにと、急いで用意してアップ。とりあえず常にチリチリと結晶が削れる上部のスラブのフットホールドを掃除&リハーサル。カンテを左手で持って直上…。スラブをスメアで3~4歩登って行くだけ…おそらく5.8~9くらいなんですが…足の結晶欠けそうな恐怖と穴に突っ込んだキャメロットの#3が足下で信用ならず…。で、その他のプロテクションのセット位置を掃除して下降。前回は掃除無しに突っ込んだんでセット状況が今一でどれも信用ならなかったんですが、掃除すると結構しっかりとセットできることが判明。
 とりあえず掃除とリハーサル終えて下降。感覚の無くなった足を温めながら休憩するんですが、寒すぎて感覚がなかなか戻ってこない。そうこうしているうちに今度は手の感覚が…。埒が明かないんでとりあえずトライすることにして準備する。そのころにはパラパラと雪交じりの雨が降ってきて…。壁が濡れる前にと急いで登り始める。出だしのクラックもシケシケヌルヌル…とりあえず気にしないことにして強引に突破…クラック最後のプロテクションのX4の#0.2決めて直上…バンド取ってから立ち上がるのがちょっと気持ち悪かったですが何とかこなして左のスロットにカーブナッツの#4ガッツリ決めて一安心。この間はここの決まりが甘く結構手こずりましたが今回掃除したらガッツリばっちり不安感無し!。で、ガバガバっと適当に直上して右のポケットにキャメロットの#3決めて…というかこれが結構コツもんで…ポケットに手入れてるんで手を譲りながら同時にグイグイキャメロット押し込んで…最後は両刃噛むようにゴチョゴチョやってようやく何とかって感じです…。で、意を決して左手カンテもって結晶欠けないこと祈って…。と、ここで誤算…。ポケットに足が…キャメなかったときはガッツリ足入ったんですけど…キャメあると何だか入りが悪くて…。一瞬躊躇しましたが事なきを得て、後は「フンっ…」って感じで足上げて…一瞬「チリチリ」って感じしましたけどグッとこらえて…左手カンテ持って直上…。とにかく結晶欠けなくてよかったです…。最後は岩をのっこして松の木つかんでホッと一安心。ん~、今回は納得の完登です!。最後、ボルトの終了点無視して松の木っていうのが私のプチこだわり…我ながら「ん~、いい感じ!」と松の木の脇に立って私はご満悦でした。
 で、肝心のルート名なんですが…「Mental tester」にしたいと思います。というのもこのルート、ボルト使おうと思えばいつでも使えます…。おまけに、フレーク状のバンド状ホールドが上部にあってそれ使って右左に巻きながら登って行けます。クラック終わって外傾バンドに立つところも直上せずに右から巻けます…最後のスラブもポケットを取った後、右へトラバースするか、右上気味に登って右のルートに合流することも可能です。このルートに関してはラインの特性上「どう登るかはクライマー次第」っていうところがあるんで、その意味も込めてこの名前にしました。なので、あえて今回はグレード提案しません。今後、再登される方が増えるにしたがってノーマル的なラインとバリエーション的なラインが出来上がっていくのを待ちたいと思います。まぁ、今回登ったライン取りは、ダイレクトフィニッシュというところでしょうか…。ふたを開けてみると、そんなに激しくランナウトするでもなく、セット状況が致命的という事でもなく…かといってリスクが少ないかというとそうでもなく…で、グレード的にもそれほど難しいわけではなく、かといって5.9とか5.10aっていう事でもなく…10台後半から11台が登れる人にとっては結構いい感じなルートになっていると思います!…あくまで個人的な感想なんで保証はできません。各自で判断してください!。

 で、これ完登したあともう少し時間があったので、この間、完登した後に掃除したクラック(「杉木よ永遠に 5.10a」のトラッドバージョン+上部クラック)を再登しました。上部クラック掃除したんで格段に登りやすくなりました!&結構いいルートです!。が…面白く登るためには、ちょっと限定する必要があります。それは…途中のテラスに生えてる「木(ヒノキと細い松)」です。これ使って登るとクラックの半分近くまで木登りできるんで…と言っても、まぁ、これも登る人次第だと思います。終了点は頂上の奥にある「木」を利用しします。なので超ロングなスリング(2.5m程度が2本は最低必要です。)が必要です。登った後はそれ使って回収か、フォロー回収してもらう必要があります。それ使って下降回収した時は後で裏から上まわって回収です…。フォロー回収した時はどっかの終了点から懸垂下降できます…。ん~、なんて乙な…いい感じじゃないですか!。
 で、ルート名なんですが「杉木よ永遠に 5.10a」のトラッドバージョン+上部クラックと繋げて登って「Cypress attack(サイプレス アタック)」でお願いします。上部クラックは5.8?くらいです。いずれにせよいいルートです!。

 という事で、本日はこれで終了となりました。とてつもなく寒かったですが、何とか今日も登れてよかったです!。まぁ、まだ近所の岩場で持ちネタありますんで今度は…ん~、次の標的は…あれかなぁ!…。こうご期待です!。

by 8a1000 | 2017-12-26 23:30 | REBORNへの道